TVアニメ「ジョーカー・ゲーム」より先日、ある人が切腹作品の制作を考えているということで、
撮影現場の話などでとても盛り上がった。
服の釦をはずし、勢よく前を開いたときの背中の様子
秋田正美さんが監督をした「失楽園」で望月麻子とわたしが着ていたのは、米陸軍の制服だった「悠理ちゃんは、まだ切腹ものを作りたいと思ってるの?」
と訊かれたので
はい! とっても作りたいです。
と答えたところ、
その人が考えている日程やスタジオ、制作費など
かなり具体的な話を聞かせていただいた。
自刃の前に目を閉じ、心を整えるでもね、なかなか出来る女の子がいないんですよねぇ……
わたしが言うと、
「えっ、悠理ちゃんはやらないの?」
・・・・・・・。
いや……、やりたいのはやまやまですが、もうさすがにお腹は出せませんよ。
以前制作していた「女腹切りシリーズ」でも、
脚本はできていたのにやり残したものがいくつもある。
それを、いつか作れたらいいな、とはずっと思っている。
当時はまだ、「切腹マニア」を意識した作り方のものがほとんどだったけれど、
今は色々な設定や場所、衣装など試してみたい気持ちがある。

白刃の煌めき。吸い込まれてしまいそうあのころ表現できなかったこと。
腹を斬る女性が、その時に目に映すもの。
夫や恋人、婚約者への贖罪ではなく、
凌辱された我が身を浄化したいからでもない。
誰かのためではなく、誰かの気配のないもの。
ふかーく静かに、果てしない自己の意識に沈んでゆくようなもの。
文字にすると、想っていることを全く表せていないと感じる。
でも、いつか映像化したいと、ずっと思っている。
見せるのは、「意地」ではないんだけどなぁ……実現したいと、「思っている」だけじゃなく、
ぜったいやろう。
幻想を目の前に広げよう。
【緊美研DVDのご購入はこちらからどうぞ】
【各社動画のダウンロードはこちらから】
スポンサーサイト