FC2ブログ

縄のいろ

縛られるなら、やっぱり麻縄がいい。
それも真新しいものではなくて、何人かの女性の肌に食い込み、
その人たちの汗や涙、それから皮脂なんかを吸い込んで少し変色し、
濡れたような艶を放つ、「使い込まれた」縄がいい。

どうして麻縄なのか・・・?
そんな縄について思うことは、「縛られること」のカテゴリで
何度か触れています。
やっぱり麻縄。
ぜったい麻縄。
わたしは緊縛モデルをしていましたので、
どんな色柄の服にも、そして素肌にも合うのは麻縄だということを
経験から知りました。

初めてわたしを拘束したのは、赤くて表面が柔らかい綿ロープでした。
ちょっとしたSMショーに出たのがはじまりでしたが、
その後、SM雑誌やビデオの撮影現場に出かけると、
縛る人がバッグから取り出すのは、みんな麻縄でした。
仕事の現場では、疑問に思ったことやちょっとイヤだなぁ、ということも、
わたしは口に出しません。
SMの仕事を受けたのだから、想像していた以上(あるいは以外)のことが
起こっても、不平を言うのはプロではない。
他のスタッフの方たちにとって、モデルは当然それを納得して現場に臨むばすです。
だから、いつでも要求された以上のことで応えたい。
わたしはそう思っていました。
話がそれましたね。
赤く柔らかな綿ロープ。
縛る人のバッグから出されたそれを見て、まったくの初心者だったわたしは、
「わぁ、きれい」
と思いました。
「SM」というものがどんな世界なのか、それすらも知りませんでした。
ではなぜショーの仕事を受けたのか。
それは、何かを表現してみたいと思ったからです。
縛られて、ろうそくやムチで責められる女性。
それがわたしだったら、どんな反応をして観客の心に何を届けるか。
そんなことにとても興味があったのです。
赤い縄は、まずわたしの首に巻きついて、そこから亀甲縛りへと移りました。
その何年か後だったら、まず後ろ手に縛らないなんておかしいと思ったでしょう。
手の自由を奪うより先に装飾的な縛りを施すなんて、なんだか滑稽ですが、
自分の肌に赤いロープが這う様子を、わたしは陶然と見つめていました。
若い頃は、色が白かったのです。
だから赤いロープは肌の色によく映えました。首から胸へ。胸からおなかへ。
赤い六角形が縦に並んでいきます。
前から後ろへ、後ろから前へとロープが回されるときは、両腕をあげて万歳です。
なんてマヌケな・・・。
SMってなんだ?
「SM」に強い興味を持つきっかけは、このときだったのかも知れません。

この後も、何度か赤い綿ロープで縛られる機会はありました。
赤い縄で縛る人は、亀甲縛りが好きなようです。
後ろ手よりも、まず亀甲。
そしてわたしを鏡の前に立たせて、自分の姿を見るよう命じます。
「きれい・・・とってもきれい・・・」
薄暗い部屋でライトを浴び、大きなウォールミラーに映し出された自分を
お芝居でも見ているよう気持ちで見つめます。
赤い綿ロープ。

緊縛写真に登場するなら、やっぱり麻縄がいい。
でも赤い綿ロープは、残酷な童話の世界に迷い込んでしまった少女のように、
不安で心細くて泣きたいような気持ちと、
閉ざされていかがわしく、恐ろしい世界へどこまでも落ちてゆきたいという気持ち、
その両方を刺激してくれる、「初心者」のための大事な「どうぐ」のようだとも思います。
スポンサーサイト

[タグ未指定]
[ 2012/09/09 19:05 ] 縛られること | TB(-) | CM(-)
プロフィール
春原 悠理 Youri Sunohara Facebook
Twitter

濡木痴夢男の緊縛美研究会の主宰です。
好きなもの:ねこ、チョコレート、雑多な読書、映画鑑賞

便利なものは苦手です。
DUGAでダウンロード

アダルト動画検索(18禁)

アダルト動画 DUGA



不二企画

アダルト動画 DUGA -デュガ-
アダルトレーベル紹介
夢流想倶楽部
▲濡木痴夢男の緊縛参加も!▲

シネマジック
▲濡木痴夢男の緊縛参加も!▲

杉浦則夫緊縛桟敷 新世界 関西マニア倶楽部
▲月額登録でお得に▲

隷嬢寫眞館
メスブタ.com