見たいのも見せたいのも、結局は性器なの?

緊美研の写真集「BIND」ために、秋田昌美さんが書いてくださったテキストには

「ポラロイド・カメラを手にした時にまず写してみたいと大方の人間が思いつくのは性器に違いない。
ポラロイドに限らず、やはり、カメラは最初に性器を狙ったのではないだろうか」

という部分があります。
「BIND」は1992年に発行されたので、まだデジカメが普及していないころです。
まだフィルムで写真が撮られていた頃。
わたしは、デジタルは「写真」というよりも「画像」だと思っているので、
まだみんなが「写真」を撮っていた頃のことです。
普通は自分で現像できる設備など持っていないし、
レンタルラボだって、あちこちにあるわけではありませんから、
コンビニなどで取り次ぐDPEや写真屋さん、カメラ屋さんなどに現像してもらい、
紙焼きされて初めて、自分がシャッターを押した瞬間を目にすることができました。
現像・紙焼きを自分でしないということは、
撮影した本人以外の第三者に、何が写っているのかを見られてしまうということです。
「反社会的なもの・公序良俗に反するもの」が写っている場合、現像を受け付けてもらえない、
あるいは相手側が上記に該当するものが写っていると判断した場合、
フィルムを返却してもらえないこともあったのです。
もっとも緊美研例会では、性器を露出させるポーズにモデルを固縛することはなかったし、
開股縛り・胡坐縛りなどのポーズをとらせる時は、下着はつけたままでしたから、
「公序良俗に反する」ほどワイセツなシーンも、残酷な責めを加えるシーンもなかったと思うのですが、
社会的に「性器を写真に撮って良い」のだとしたら、
当時の参加者たちもモデルの股間にピントを合わせていたのでしょうか。

『通俗的なエロは一切排除』と「豪語」していた緊美研・濡木痴夢男。
せんちゃんの言う「通俗的なエロ」とは、
「SM雑誌のグラビアでよく見るような、
女がマタを広げてバイブを突っ込まれたのとか、フェラチオしたりとか・・・」
「縄なんてお飾り程度にしか思ってない奴が作るSM」
なのだそうで、緊縛ではなく緩縛(かんばく・全然厳しくないユルユルの縛り)だと
せんちゃんは造語を使ってよく話していました。
「女の股を見れば、男が勃起するのは当たり前なんだ。
そんなものを見せなくても、縄だけで・後ろ手にされた手首だけで勃起するのが緊縛マニアだ」

「女の股を見れば勃起するのは当たり前」
そっか。
それを見なくても、着衣で縛られた女性を見て、その時の性器の状態を想像して勃起する。
いや、結局は勃起なんですね(笑)
ああ、また話が逸れてしまう。
せんちゃんも、よく書いていました。
『や、私は何を書いているのだ』と。

現像に出さなければ見ることの出来ないフィルムと違い、
ビデオテープは録画したその場で映像を確認できるし、
また消去することもできました。
そしてそのうちデジタルカメラが現れます。
わたしが初めてデジカメを買ったのは、1997年。
まだ50万画素しかない荒い画質でした。

いつかカップルで例会に参加してくれた人が、
「プレイ写真を出してるので見てください」
と言って、ブログのアドレスを教えてくれました。
例会では「麻縄さいっこう!」「濡木先生は神!」というノリで、
濡木痴夢男に縛られて縄酔いする彼女と、それを携帯カメラで撮りまくる彼氏でした。
が、彼らのブログはせんちゃんが否定する
「通俗的なエロ」画像満載で、「SM仲間」とされる「素人」さんのリンク先でも、
うー……ん・・・コレ、SM・・・か?
と唸ってしまうような、性器結合部のアップ画像がいーっぱい出ていたのです。

で、ゆうべ突然思ったのですが、男性ばかりが女性器を見たいわけではなく、
女性も、自分の性器、あるいは男性器と合体中の自分の性器を見たい・見せたいと
多くの人が思っているんだなぁ、と。
それって、ごくごく普通の当たり前の欲求なのかもしれません。
ワイセツなものは隠れて流通・閲覧するべきだったのに、
デジタルカメラやインターネットの普及で、
誰でも簡単に、性器画像を見たり公開したり出来るようになったのですね。

隠したい、後ろめたい、恥ずかしい・・・
それらの「SM的感覚」が失われ、色々なことがオープンに明るく楽しめる現代。
逆に、とても不自由でつまらない気がするわたしは、やっぱり後れてる?
でも、いかがわしく後ろめたいことが特権意識につながったりもするんですよね。
やっぱりこの事柄にも、正解はないのだと思います。
それぞれが自分のスタイルでやればいいのかもしれないけれど、
制約や制限があるからこその楽しみ方の方が、大切な気がするんだよね。

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[ 2015/06/16 01:02 ] 思うこと | TB(-) | CM(-)

マニアの人と、そうでない人

柱に縛りつけらた身体は、浮いているのです。
こんなに厳しいポーズなのに、床についていない膝が切れてるなんて
本当に間抜けな写真です。
別冊通信4
そんな残念な要素はさておき・・・
わたしは、こういう厳しい縛りがとても好きです。
肉体的な痛みを味わうことが好きだというのもありますが、
厳しくされればされるほど、わたしの中身はどんどん深いところに潜り始め、
わたし自身の核に迫り、それを滅ぼそうとムキになって頑張るのです。
自分の意識が、自分だけを見つめている。
それはもう、息苦しいほどに濃密で、閃光に撃たれ続けているように刺激的です。

緊美研に参加していた方たちは、多かれ少なかれ、
みなさんとてもナルシスティックな性癖をお持ちだったと、そう確信しています。
SM好き、というと、また少し嗜好が違ってくるのかもしれません。
縄が好き。緊縛が好き。縛られた女性を見るのがとても好き。
そんな彼らは、きっとマニアと呼んでいい人たちだったのだと思います。
「狂気」とか「熱狂」あるいは「躁病」を指すといわれるマニアという言葉。
濡木痴夢男は、緊美研会員や自分のファンの方たち、
あるいは縛ること・縛られることが好きな人たちを「マニア」と呼んでいました。
そして濡木痴夢男にとって、「マニア」というのはイコール「SMマニア」に限定されるのであって、
たとえば健康マニアやシールマニア、ディズニーマニアや駅伝マニア、気象マニアなどなど、
SM以外のことに夢中な人のことは、マニアと言ってはいけないのでした。
誰かかのことを話していて、「○○ちゃんは野菜マニアだから・・・」
などと耳に入ると、
「えっ!? なんなの? 野菜でSMプレイをするわけ? 通俗的だなぁ」
と、横から割り込んできたくせに、さも馬鹿にしたように言うのです。
「違うよ、せんちゃん。オーガニックの野菜を栽培するマニアなんだよ」
と説明しても、
「えっ!? オーガズム? あら~、いやっらしい」
と、なんでも下ネタにして笑いをとろうとするジジイのように、下らないことばかり言います。
そんな時は相手にしてはいけないのですが、
SM以外の趣味も、「マニア」なんだということを理解させてあげないと、
いつかきっとどこかで恥をかくだろうと、何度も試してみましたが、結局はダメでした。
いや、ちょっと話がそれました。

緊美研は、緊縛の美しさをみんなで追究しようという集まりでしたが、
途中から切腹もそれに加わりました。
初めて緊美研例会で切腹の演技が行われたとき、
古くから参加していた会員の何人かは、後日せんちゃんを呼び出しました。
それは、緊美研で緊縛以外の事をやるとは何ごとだ! と文句をつけるためでした。
その会員は、神奈川県に住む熱心なふたりの人でした。
せんちゃんは、「マニアの心を傷つけた」と深く反省し、謝ったのだそうです。
でも、それから数ヶ月。
秋田昌美さんが切腹のことを知りたいと緊美研を訪れ、
再び切腹ビデオを制作することになりました。
その日は、緊美研例会終了後、見たい人だけ残ってくださいということにして、
スタジオの準備をしました。
先に切腹の件で文句を言っていたふたりは、どういうわけかすでに切腹好きになっていて、
嬉々としてお手伝いをしてくれたのです。
もうすでに「切腹マニア」を自称していました(笑)

あ・・・書きたいことがなんだったのか、わからなくなってきましたね。
濡木痴夢男に言わせると、
「縛られた女が見たくて、悶えて苦しんで夜も眠れず、布団の上でのた打ち回る」
そんな人でなければ、マニアと言ってはいけないそうですよ。
だったら、せんちゃんだって違うのにね。

もちろんわたしも違います♪


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[ 2015/06/09 22:58 ] 縛られること | TB(-) | CM(-)
プロフィール
春原 悠理 Youri Sunohara Facebook
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濡木痴夢男の緊縛美研究会の主宰です。
好きなもの:ねこ、チョコレート、雑多な読書、映画鑑賞

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