初めて(?)の緊縛イラスト

わたしが初めて縛られたとき、使用されたのは麻縄ではなく白い綿ロープでした。
あるお店での(SM関係ではありません)ショーの中でのことでした。
もう細かい設定などよく憶えてはいないのですが、もう一人の女の子(当時はわたしも女の子でした)と、
誰かにさらわれて来たような設定で、上半身をブラジャーだけの裸にされ、
背中合わせに縛られました。
そこへ赤いろうそくをたらされ、一人がよけると、もう一人の背中に蝋涙がおちるので、
お互いかばいながら、そして嫌がりながら、蝋涙を避ける動きをするように、と言われました。

一応、「SMショー」としての出し物でした。
想像していたよりも、ずっとつまらなかったことを憶えています。
「つまらない」というよりは、「物足りない」ですね。
「SM」というのは、何かもっと、刺激的で背徳的、反道徳的でアナーキーなものだと
思っていたからです。
何よりも、もっと「痛い」ものだと。
このときの「物足りなさ」が、SM雑誌の撮影で縛られてみたいとか、わたしをそんな気持ちに
させたのかも知れません。

その後、濡木先生に縛られるまでには一年以上の間がありました。
初めてのSM雑誌のお仕事は、「SMファン」だったと思います。
小さなホテルの和室で、それは行われました。
初めての麻縄、初めての本格的な緊縛撮影でした。
かなり厳しいポーズで、長い時間縛られていましたが、なんだかとっても充実した
時間でした。
何よりも、現場のスタッフ全員が熱いのです。真剣なのです。
みんなで一緒に何かを創る喜びを感じました。
そして、カメラマン、濡木先生とのせめぎあいの楽しさ。
これがもう、本当にクセになりました。
出来上がった写真は、当時のわたしは太っていたのでその意味ではイヤなのですが、
とても綺麗だと思いました。
暗い暗い部屋の中で、きつく縛られた自分が畳の上に転がされている。
何度となく見ては、色々な場面を想像しました。


これは、イラストレーターのトレバーブラウンさんが描いてくれたわたしです。
トレバーさんは、SM雑誌などの他に、ゴスロリ雑誌の表紙なども手がけているので、ご存知の方も
多いと思います。
このシーンはDVDにも収められていますが、当時の会員のKさんが持参してくださった、
実在する高校の制服を衣装としてつけています。
当日参加された秋田昌美さんが撮影された写真をトレバーさんに見せ、それをイラストにしてくれたものです。
このイラストは、日本のあるパンクバンドのCDジャケットに使用されていました。
わたしがそれを知ったのは、秋田昌美さんがそのCDをくださったからなのですが、
あとでトレバーさんは「勝手に描いてゴメンナサイ」と手紙をくれました。


201101291416300de.jpg


わたしは、知らないうちに商業用として使われていたことを知っても、
それについては特に何も思いませんでした。
秋田さんが撮ってくれた同じポーズの写真は好きでしたので、むしろ嬉しかったです。
初めて、わたしの緊縛姿をイラストとして描いてもらったのが、これかもしれません。
それ以前の例会でも、「絵を描いています」と仰る会員さんはいましたが、
見せてもらったことは一度もありませんでした。
写真とはまた違った魅力のある緊縛絵も、わたしは大好きです。
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[ 2011/03/26 01:41 ] 縛られること | TB(-) | CM(-)

チャリティセールをはじめました

弱い雨がしとしと降り続くこんな晩には、お風呂場の窓を開けて

バスタブにゆっくりつかり、雨音を聞きながらあれこれと考えるのが好きです。


わたしが一番好きなミュージシャンのアルバムに、『ロシアビリー』

という曲があります。

♪世界で一体何が起こってるか 知りたくないけどわかりたくないぜ

 あっちがリアルかこっちがリアルか そんなもんこっちがリアルに決まってるさ♪


この10日間、地震・津波・原発のことでずいぶん弱っていました。

わたしが弱っていても何にもならないし、事態が良くなるはずもない。

日本中が「何かしなければ」「わたしにできること」……と思っているとき、

わたしも同じように考えていました。

「ロシアビリー」はロシアの片隅の、森と川に囲まれてアヒルや犬や猫と

一緒に暮らす夫婦が、「満員電車に何万回も乗るより」も、自分たちの家に

「今度ぜひ来てね。ゼッタイ来てね」

と都会の人に語る曲です。

世界で何が起こっているとしても、地球の裏側でどんな惨状が繰り広げられているとしても、

「こっちがリアルに決まってるさ」と自分たちの生活に一生懸命に

向き合う人たちのお話です。(と、わたしは思っています。別の解釈をするときもあるけど)


というわけで、いえ、というわけではありませんが、不二企画でも

東日本大震災復興のためのチャリティセールをはじめました。

不二企画オンラインショップよりごらんください。

DVDはすべて半額です。

そのほかに、蔵出しの希少なイラスト、写真(すべて一点もの)も、

毎日更新していきます。

売上金の一部を、日本赤十字社を通じ、被災地の方々に役立てていただきたいと

思っています。

みなさま、どうぞご利用ください。よろしくお願いします。

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[ 2011/03/22 04:30 ] お知らせ | TB(-) | CM(-)

今日の地震は怖かったです

地震が起きたとき、わたしは自宅にいました。
ふわふわするような、小さな地震? かと思うようなめまいは
日常的にあるので、今日も初めはめまいだと思ったのです。
ですが、座っている椅子ごと下から突き上げられるような感じがし、
家のあちこちでミシっとかピキっとかいう音がして、揺れが大きくなって、
かなり大きな地震なのだとわかりました。

以前は、地震が怖くて毎日眠れなかった時期がありました。
どうしても不安になって、どきどきして、怖くて眠れないのです。
ところが、実際に今日のような地震を体験して、その時に不安に
なってパニックを起こしたりせず、わりと冷静に家の中の様子を
確認したり、ふたりの猫の逃げ場所を確認したり、あわてずに
いられました。
「焦らない・不安にならない薬をください」と言って、処方してもらった
お薬が効いているのかもしれません。

みなさまは被害に遭われたのでしょうか?
仙台市内に住んでいるはずの知人のことが心配ですが、
今は連絡先をしらないのです。
「生贄」や「珠姫草紙」の撮影に参加してくれた人です。
無事だといいのですが。

どうかみなさま、ご無事でいられますように。

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[ 2011/03/12 03:34 ] 日常 | TB(-) | CM(-)

わたしもリアルは反対です

風邪引きロボさんへのレスにかえて

前回の記事にコメントをくださった風邪引きロボさん、いつもありがとうございます。
なんだか、わたしの書き方が軽率だったのか、ご心配をかけ、また、ご不快な思いを
されたのかもしれません。申し訳ありませんでした。

わたしも、リアルは絶対反対です。
そんなものを商品化するつもりなどまったくありません。

わたし自身、切腹ビデオの中で表現したいのは身体的な痛みなどでは
ありませんし、傷口を見せびらかしたり、本物の血をさらすことでも
ありません。

ずっと以前、切腹愛好家の方が、不二企画の切腹ビデオを作っている人と
話をしたいと、事務所においでになりました。
その時に伺ったお話なのですが、
その方が、どうしても一度本当に切っているところを見たいと思われ、
パートナーの女性も、一度本当に切ってみたいと切望されたので、
そのご趣味に理解のある知人のお医者様と看護婦さんに同席してもらい、
ホテルの部屋で「本当に切る」機会を設けたのだそうです。
舞台を整え、衣装をととのえ、正座した女性の前には本身の短刀が
置かれています。
極限の緊張状態におかれた女性の頬は紅潮し、「この世のものとは思えない」
妖しい美しさだったのだそうです。
見ていたその方の緊張・興奮も相当なもので、
「やはりいつもの真似事より、本物は凄い!」
と思われたそうです。
でも、その数分後、左脇腹に短刀を刺したその直後、女性は
「痛い、痛い」
と泣き叫び、美しさも悲しさも吹き飛んでしまったのだそうです。
ほんの数ミリ、切っ先が刺さった程度の傷で、出血もほとんどなく、
まして横に引くことなど到底ムリだったと。
すぐにお医者様が手当てをされ、大事には至らなかったそうです。
(もちろん、縫うほどのことはありません。消毒と絆創膏で充分だったと)
そして、しみじみと思ったそうです。

ああ、やはり本当に切ってはいけないのだ、と。

その後、切腹に対しての想いが少し変わったそうです。
それまでは、マニアの会に積極的に参加し、ライブを観るのが
楽しみだったそうですが、家で一人静かに不二企画のビデオを
鑑賞することが何よりになったそうです。

「本当にお腹を切る」など、切腹ビデオを制作する上で考えたことも
なかったわたしたちには、衝撃的なお話でした。


今後も、「リアル」を撮るつもりはありません。

記事を掲載後、すぐに真面目な厳しいコメントをいただけて、
とても感謝しています。
いつかまた、切腹ビデオを作る機会があれば、今までのものよりも
さらに「よい作品」を創りたいです。

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[ 2011/03/04 16:48 ] 切腹 | TB(-) | CM(-)

切るなら腹を切ってくれ

学生時代からの友人で、過去に自殺未遂を繰り返している子がいます。
「自殺未遂」というのは適当ではありません。
彼女は、「死に至るかもしれない行為」を楽しんでいるからです。
ODをしたときも、腕や脚をめちゃくちゃに切りつけたときも、
結局はいつも自分で救急車を呼んでいます。
ある意味、というか、もう完全なマスターベーションです。

今日、一年ぶりくらいに電話がかかってきました。
いつもの明るく可愛らしい声で、
「ユーリちゃーん」と。
わたしは、じつはそんな彼女が嫌いではないのです。
「どうしてるかな」と
よく気になりますし、「会いたい」と言われれば出かけてゆくし、
ケーキを作って送ってあげたりもしています。

でも、今日のその電話の内容には、少し憤りました。
「またやっちゃったんだー」
『自傷他害の恐れあり』ということで、精神病院に措置入院
したそうです。
「目が覚めたら全身拘束でオムツされててさあー」
と、さも自分は何もしていないのに、とでも言いたそうな口ぶりでした。
錯乱してキッチンで包丁を振り回し、(現在同棲中)いつものように
自分の身体に切りつけたのだそうです。

彼女が「自殺未遂ごっこ」のときに使用するのは、いつもカッターナイフです。
ところがその時は包丁だったため、力加減を誤ったのでしょうね。
出血が多くて恐ろしくなり、彼に救急車を呼べ!と怒鳴りつけたのだそうです。

傷はけっこう深く、縫うほどだったそうなのですが、
それがなんと全身の合計で六十針!
多すぎだろ、と思いましたが、とりあえず死ななくてよかったと。

こんど縫うほどの傷を作るときは、連絡してね。
それでお腹を切ってみてよ。
ぜひ写真を撮らせてもらいたいから♪

心配させられて悔しかったので、こう言ってあげました。
でも彼女の方が上手でした。

「いいよ~^^、でもユーリちゃんの家だと汚れちゃうからさ、
どうせならスタジオでやろうよ」

どうなんでしょ。。。
切腹がお好きなみなさま、悲愴美などとは無縁のマスターペション切腹でも、
女性がお腹を(本当に)切るなら、ご覧になりたいですか……?

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[ 2011/03/03 23:50 ] 切腹 | TB(-) | CM(-)

タカちゃんの純情ハート

『高齢男性から打ち明けられたこと ③』


もう三月になってしまいました。
かなり長い間、更新が滞ってしまい、楽しみにしていてくださるみなさまには、
本当に申し訳ありませんでした。
昨年末に「PCが勝手に落ちる」と書いたことがありました。
その後、まったく起動しなくなってしまったので、修理に出したのです。
その症状は、ウイルスに感染したためだったらしいのですが、
そうして修理が終わり、やっと帰ってきたPCちゃん、その翌々日くらいから
キーボードが言うことをきいてくれなくなったのです。
いくら押しても叩いても、まったく反応してくれないキーが日に日に増え、
とうとう買い替え時だなぁ、と思っています。
普通のカタチのPCなら、キーボードだけ買い換えれば済むのですが、
わたしのは「本体一体型」なんです。
ノートではなく、本体とモニター、キーボードが全部つながっているのです。
不便なの買っちゃったな、と思いつつ、今は自宅のもう一つのPCを使って更新しています。

まあ、そんなことはどうでもよく、「タカちゃん」のつづきですね。
七十七歳のタカちゃんと、デートのたびにラブホテルで縛られ、
すぐに「縄酔い」してしまうという、三十八歳の独身女性。
その女性との関係で、心配なことがあるというタカちゃん。

前回(と言っても二週間以上前になりますが)の記事の最後で、
「タカちゃんに会ってきました」とご報告しました。
その時のお話です。


待ち合わせ場所に先に着いて待っていてくれたタカちゃんは、
七年前から少しも老けていませんでした。
やっぱり若い恋人がいると老けないのかな、なんて思いつつ、
わたしはわたしで、いい年をして子どもの頃のように、タカちゃんに
甘える気満々でした。というより、気づいてみると、懐かしさの余り
幼児帰りしてしまった、みたいな感じです。

「きみのママが亡くなったとき以来か」

「うん、あのときは、色々ありがとうございました」

「とんでもない。なんたってあの人が亡くなったんだ。僕の人生も
これで終わりかと思ったくらいだったからね」

母の男友達たちは、わたしがかなり子どものときから、会えば誰もが必ず
「きみのママはね……」
と自慢げに語り始めるのでした。
子どもから味方に・子どもから落として……という戦略だったのでしょうか。
よそのおじさんたちから聞かされる母の話は、どれもが嘘のようで、大げさで、
でも「あの人ならあり得るのかも」と思うような、不思議な話ばかりでした。

タカちゃんとは、みなとみらいのパンパシフィックのコーヒーショップで
待ち合わせました。
わたしが大人になってから、二人で会うのは初めてでした。
もう三十年以上、タカちゃんの運転手をしてくれているKさんが、
予約してあったレストランまで車を走らせてくれました。

テーブルについて、わたしはすぐに訊きました。
「タカちゃん、その女性についての心配事ってなあに?」

タカちゃんは、グラスの中の赤ワインをじぃっとみつめたあと、
やっと恥ずかしそうに話し始めました。

そもそも、なぜ彼女を縛るようになったのか。
それは、交際をはじめてから少し経ったころ、ホテルでタカちゃんが
バッグから縄を取り出し、彼女に「縛ってもいいですか」と、恐々と尋ねたのだそうです。
彼女は、縄を見て驚いた表情をしたけれど、まったく拒絶の反応はなかったと。
「こわくないですか」ときいても、
「いいえ、だいじょうぶです」と答え、縛りに協力的だったそうです。

タカちゃんのほうは密かに緊縛愛好家となり、それまではデリバリーの女性などを
縛ったことが何度もあったそうですが、彼女は初めてのはずだと思い、とても
気を使いながら縛ったということでした。
まず、後ろ手高手小手にし、その縄を胸の上と下に巻きつけ、手首のところで
結ぶ。
その時点で彼女に確認です。

「痛くないですか? 苦しくなったらすぐに言ってください」


「ちょっと気をつかいすぎじゃないの? 彼女の方はもっと期待したのかもよ」

「期待というより、彼女は生まれながらの縄好きのように、どんどん身体を
ぼくに、いや、縄に預けてくるんだよ」

「ふーん、そっか。じゃ彼女はタカちゃん以前にも縛られたことが
ある人なんじゃないの? あるいは緊縛モデルとか……」


ちょっとイジワルだったかな、と思いましたが、母に憧れていた人が、
他の女性に夢中になるということに嫉妬を覚えたのか、わたしは少し
下品な言い方をしてしまいました。


「いや~、それもないとは言い切れないけれど、そういう感じでもないんだ。
悪い言葉を使えば、彼女は美人のうちに入るとは思うけど、なんというか、
どん臭いんだ。洗練されていない、というのかな。
美人は美人なんだけど、あまり男性に好かれるタイプじゃないというか……」


会ってみないとなんとも言いようがありませんが、つまり彼女は、
「美人ではあるけれど、男好きしないタイプ」
ということなのでしょう。

少しずつ話を聞いてゆくと、タカちゃんの心配事というのも少しずつ
わかってきました。

タカちゃんは、ラブホテルで彼女をきつく縛ったあと、その時に万が一、
自分の身体に異変が起きたらと思うと、こわいのだそうです。
異変とは、つまり「病気」です。
脳溢血とか、心筋梗塞とか、年齢的に考えれば、充分ありえることだと思います。


「そっか。そんな状況でタカちゃんが倒れちゃったら大変だよね」


二人とも黙ってしまいました。
少し明るい話をしようと、わたしは彼女の魅力について訊いてみました。


長くなってしまいました。
つづきます。

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[ 2011/03/01 23:59 ] タカちゃん | TB(-) | CM(-)
プロフィール
春原 悠理 Youri Sunohara Facebook
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濡木痴夢男の緊縛美研究会の主宰です。
好きなもの:ねこ、チョコレート、雑多な読書、映画鑑賞

便利なものは苦手です。
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